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御柱祭 山出しに参加してきました

2004/4/26更新

建物外観(完成予定合成)料理が自慢!冬は雪遊びがいろいろ!
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写真を撮れなかったのでテキストオンリーです。すみません。

あらまし

御柱というと、「坂から木を落として、しがみつくやつ?」とイメージなさるかもしれません。しかしその実態は諏訪大社の改築などに使う木材を、社有林から切り出して運んでくるそのプロセスを、神事としてお祭りにしたものです。諏訪大社は上社(かみしゃ)と下社(しもしゃ)に別れており、時期はかなり近いものの、それぞれが独立したお祭りとして行われます。八ヶ岳に寄った高いところ(東京寄り)にあるのが上社で、諏訪湖に近い低いところにあるのが下社と考えれば分かりやすいです。あれ!あれ!は茅野市にあるので、上社の祭りに参加しました。

祭りの流れ

大ざっぱな流れとしては、1年も前から木を選び、2週間ほど前に伐採し、御柱にメドデコ(後述)を取り付け、4月の「山出し」ではそれを山からおろして里まで運び込んで来ます。次いで5月の「里曳き」で諏訪大社まで到着させ、境内の四隅に柱を建て、祭りは完了となります。

柱の本数は?

上社には本宮と前宮があるので、それぞれの四隅で合計8本の柱を動かすことになります。同様に下社も春宮と秋宮があるのでやはり8本です。上社の8本の柱は、それぞれの担当地区を抽選で決めて、我が北山地区の場合は「前宮一の御柱」の担当です。

山出し

作業の内容

まずは綱を曳くこと

御柱=木落 あるいは 御柱=(木落+川越し) と思っている方も少なくないと思うのですが、それらはあくまで見せ場として作られたアトラクションです。祭りの大半は綱を曳いて御柱を前進させることに時を費やすことになります。御柱の移動にははコロなどを使ったりせず、綱でズリズリと引きずるので、大勢が意気を合わせなければなりません。そうでないと本当に動かないからです。綱を曳く隊列もかなり長くなるので、大勢に一斉に号令を掛けるために使われるのが「木遣り」と呼ばれる雄叫びのような民謡のような歌です。これにあわせて「そぃ!」「そぃ!」の掛け声で一気に前に進み、ひとしきり進んで疲れたらまた仕切直しです。この繰り返しで進んでいくので、かなりの重労働です。綱を曳くことに関しては、老若男女を問わず、地区外の方でも参加可能です。

メド若衆とは?

私が参加した立場は「メド若衆」と呼ばれるグループの一員で、揃いの衣装を着て事前の準備の段階から参加する必要があります。上社の御柱には「メドデコ」(穴に差し込んだテコの意味)がV字の角のように取り付けられており、この先に綱をつないで両側から引っ張ることで、左右のバランスをコントロールできるわけです(これを「命綱」と呼ぶ)。これを引くことは非常に重要な役目です。ほかにも、御柱を進めていくための様々な役目に臨機応変に対応する役目を負っています。

そしてメド若衆の晴れ舞台となるのがメドデコに乗った時です。メドデコに乗る人が交代した時には、柱を左右に大きく揺らしてアピールします。このとき、メドデコの先端に乗る人が「よいてーこしょぃ!」(良い梃子衆)と声を掛け、そのサイドの若衆が命綱をグッと引き下ろす作業を左右交互に何度も繰り返します。メドデコに乗るには手綱を片手で握るだけで体重の多くを支えなければならないので、振り落とされないようにしっかりと握らなくてはなりません。そうしながらも、もう片方の手には「オンベ」(棒の先にボンボンを付けたようなもの)を元気に打ち振って存在をアピールするのです。私も一度乗ることが出来たので十分満足です。

曳航記録

1日目:4月2日(金)

AM8:00に原村の綱置場をスタートし、最初こそ凄い勢いで動き出したものの、その勢いはすぐになくなり、ゆっくりゆっくりと動いて行きました。最初は野菜畑の中の真っ直ぐな広い道を行きます。私がメドデコに乗ったのもそんな頃でした。しかし曳航のペースはあまりにも遅く、途中からは若衆も綱を曳く方に専念して、ひたすら進みます。

昼近くなって集落に入ってくると、メドデコが建物などに当たらないようにうまくかわしながらの曳航が必要になってきます。ここで私は命綱の方に移っていたのですが、塀にこすり付けられたり、土の土手をよじ登ったり降りたりで、白い法被もすぐにドロドロになってしまいました。非常に熱くてやりがいのあるパートなのですが、数週間前にスキーで転倒した時に痛めた左胸が気になってフルパワーが出せません。力が出せなくては役に立てないので、その後は元綱の方に移りました。

ずっと予定より遅れて進んでいた我が前宮一の御柱でしたが、最後になってようやっとみんなの気持ちが一つになって気た感じで、ペースがようやっと上がってきました。予定よりだいぶ遅れましたが、何とかこの日の目的地まで到着して、この日の曳航を終えました。

2日目:4月3日(土)

この日は午前中のうちに木落坂にさしかかり、やや荒っぽい落とし方となったようでしたが、一人のけが人もなく坂を下りることが出来ました。

木落の後はあまりに狭いところを通るので、メドデコを外しての曳航となりました。この日は前をゆく本宮一の御柱のペースが遅いこともありましたが、最後の川越しのポイントまで来た時には4時になっていました。

川越しの時、私は綱の先端から4番目を曳いていたのですが、進むにしたがって川の護岸を下り、とうとう先頭の人が水に入るところに来ました。「まじかよ」とわずかにためらっておられましたがすぐに水の中の人となり、私もその後すぐに水に没しました。4月上旬の雪解け水がたっぷりと流れる川の水は冷たく、足が凍るかと思ったほどです。

綱に曳かれて、御柱本体も徐々に護岸の上をせり出してきて、後を押さえていた綱を斧で切ってついには川に落ちたのですが、その落ち方が悪く、メドデコはバラバラに折れてしまいました。静かに着水すれば、乗っている人は濡れることなく川を渡れるのですが、みなずぶ濡れになって川越しを終わりました。川越しが終わっても、御柱を綺麗に並べるまで解散にはならず、解散を待つ時間が最も寒さに震えた時でした。しかし解散後は仮設のお風呂に入ることが出来たので、生き返ることが出来ました。

終わってみて・・・

とにかく熱い祭りです。同じエリアに住んでいるだけで面識も何もない方々ばかりでしたが、これだけ一体感を感じられるなんて凄いです。商売柄5月の里曳きは参加できませんが、次回も可能な限り参加したいものですね。

 


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